木材の硬さについて

木材の硬さについて

土足フローリング.comです

今回は木材の硬さについてのお話です。

土足で木質の床を使う場合、傷つかない?どのくらい長持ちするの?丈夫なの?は気になるところだと思います。

しかしながら、「傷つかない」という事だけでも、いろいろな切り口があり、たとえば「物を落として傷がつかない」のか、「靴底で擦れても傷つかない」のかは、耐衝撃、耐摩耗という、ちがう「傷がつかない」だといえます。

そんな中で、木材の硬さ、傷つきにくさを表す「硬さ」の指標が2つ、「ヤンカ硬さ」「ブリネル硬さ」というものがあります。

細かい違いを除けばどちらも「鉄の玉をおもいっきり木材にめり込ませて、鉄の球が〇〇ミリめり込んだときの力をはかる」というものです。そしてはかった値が大きければ大きいほど硬いということです。

 

図で表すとこんな感じで鉄の球を押し付けていきます

Nasa-verve at English Wikipedia, CC BY 3.0, Link

ただ、ヤンカ硬さもブリネル硬さも、「ハイヒールで凹まない?」とか、「足が細く、重いテーブルおいても大丈夫?」という疑問への答えにはなりますが、「床としての丈夫さ」全体の指標としてはどうよ?と思う所ですが、まあ木質床材に関して他に指標がないので、これでなんとか丈夫ってことでお願いしますね、ということだと思います。

ヤンカ硬さは欧米で丈夫さの指標とされており、英語で[janka hardness]と検索すると資料がたくさん出てきます。こんな硬さの比較チャートまであります。すべて重さのポンド表記されており、よくデッキ材で使われるイペ(ブラジリアンウォルナット)なんかはテストの結果、ちょっと凹ますにも3000ポンド(1トン)以上も必要で、やっぱ硬いんだな~というところがおわかりいただけます。

加えてヤンカ硬さは、アメリカ農省NSDAがWood Handbookという資料を惜しみなくネットで全文公開してくれてるんで、それでも調べることができます。

アメリカではレッドオークのヤンカ硬さ、1290(ポンド)以上が、丈夫な床として指標になっているようです。これも[red oak janka hardness industry benchmark]と、検索するとでてきますので、調べてみてください。全部英語であたま痛くなりますが。

(ですが、「レッドオークの1290が公的にも丈夫な床の指標」という記載のある資料が見つかっておりません)(おそらく丈夫な割に加工しやすく、入手もしやすいってことを市場で評価されて、レッドオークでやりましょうという、アメリカ木材業界の合意なんかがあると思うんですが、見当たらないのです)(ヤンカ硬さは俺に任せろって人、教えてください)

次にブリネル硬さは日本のJIS Z2101:2009で測定方法が規定されていますが、樹種別のデータがあまり多く公開されていません。また、その値がどのくらいあれば土足で行けるのか?という言及も、ネット・手持ちの資料では見受けられませんでした。

(ブリネル硬さの値は「木材工業ハンドブック」という分厚い本に少しのっているのしか見たことないので、このあたりも「この論文読め」など、あわせて情報いただけると助かります。)

今回は

木材の硬さにはヤンカとブリネルがある
レッドオークよりヤンカ硬さが高い木材は、土足床として良いと言う説がある

というところです。もとから規格もないなかで、一つの指標としてご参照いただけるといいかな~程度の情報で恐縮ではございますが、今回はこんな感じです。

弊社では、オークのフローリングから、圧倒的な硬さのイペフローリングまで扱ってますので、お気軽にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。